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電子書籍アプリについて思うことから、Webサイトの進化について。

カテゴリ:iOS/iPad/iPhone
更新日:2010-07-01
iPadの発売と同時に鳴り物入りで発表された定額制雑誌配信サービス「ビューン」。負荷集中に耐えられなくて、始まったと思ったら停止していたが、先日からiPad+WiFi限定でプレ配信を始めている。

> ビューン

雑誌風デザインのWebサイトが作れる、Myムック「すみれ」なんてサービスを作ってるからさ、やっぱり電子書籍関係は気になるんだよね。

> Myムック「すみれ」

というわけで、さっそく試してみました。

すぐに気がついたのは、読みたい記事が無いこと。むりやり読んでみても、なんだかつまらない。たぶん、興味のある事をWebで検索して読む事に慣れすぎてるんだろうな。まいったね。^_^;

「分かりやすい表現」というべきなんだろうけど、妙に冗長でうっとうしくて、最後まで読めないのだ。2chがノイズが多くて読めなかったけど、これは別の方向のノイズだなぁ。あの中から、自分が必要とする情報を探すのは面倒すぎる。

記事自体が悪いというつもりはない。私には評価できないだけだ。一般向けの雑誌の記事としては、内容も平易にする必要があるから、それに最適化されてるんだろうと思う。とはいえ、マスコミの限界を感じたりもする。まぁ、マスコミ(テレビ、新聞、雑誌など)が私にとって用なしになって(つまり、見なくなって)から、だいぶ経つのだから、今更という話ではある。

もっとも、私に興味があるのは、内容ではなくて、電子書籍ツールとしてのデキである。ビューンはもとより、iPad電子書籍アプリをいくつか見た結論から言えば、紙の雑誌をスキャンしただけという限界がもう見えている。すぐにでも進化を始め、まったく形態は変わってくるだろう。問題は、どういう方向に進化するか、ということなんだけれど、容易に分かることじゃないので、とりあえず現状で気がついたことを並べてみよう。

まず、気になったのは、タップしても、いい感じで拡大してくれないこと。iPadで見ると拡大縮小が、ほんとに気楽にできる。あの気楽さゆえに、ページ全体の一覧性を確保しつつ、記事を読むときに文字が小さすぎて見にくいということがない。でもさぁ、読みたいところをタップしてるんだから、そこを拡大してよ、と思う。なんかずれていたり、記事が欠けていたりして、調整するのにひと手間かかる。これは、Safariの方がいいね。ほとんどの場合、適切に拡大してくれる。

雑誌は見開きでデザインされている。だから、iPadを縦位置にすると、隣のページとの連携がわからなくて、見にくいことがある。横位置にすればいいけど、文字が小さくなりすぎて読みにくい。件の拡大が「いいように」やってくれないことと合わせるとイマイチ感がある。

目次ページをタップしても、該当ページにジャンプしない。ページにジャンプするときには、別に目次機能を呼び出す必要がある。ハイパーテキストじゃなくて、ただの画像なんだから、そりゃそうか。でも、目次機能から該当ページを探すのが、大変なんだよね。目次ページがデザイン化されているのに対して、目次機能の文字はそうでないからなんだろう。視認性が悪い。

欠点を並べたけれど、これは「記事を読もう」としたときの欠点に過ぎない。見ていて感じたのは、雑誌の面白さは、パラパラ眺めて見る事じゃないか?ということだ。それを考えると、サムネイル表示はいいね。前後のページも一覧できて、パラパラ感はあると思う。これは、Safari(Webサービス)じゃできないんだよな。

実は、私は、通販カタログを家に送ってもらうようにしてある。家具のカタログあたりをパラパラ見るのが好きなんだよね。欲しいものがあるときには、通販サイトを直接見る。でも、特に欲しいと思っていないものから、面白そうなものを探すには、Webサイトではダメだった。おそらく、このパラパラ眺めるというのは重要なんだろう。雑誌は、そのために各ページをデザインし、イラストもふんだんに使っている。これは、Webページにはないものだ。ブログの各記事ごとに、それに合わせてデザインしているサイトって、どのくらいある?

検索ではなく、視認して探す場合には、デザインは重要だ。でも、Webサイトは、サイトごとの差異はあっても、サイト内での差異は少ない。画一的で、探しにくい。「検索すればいいじゃん」と言うかもしれない。画一的だから検索するのか、検索できるから画一的なのか。はてさて?

前のエントリで、PC環境を最適化しすぎているとiPadに適合できないのではないか、ということを書いた。

> iPadに適合する方法

今のWebサイトというのは、PC環境に最適化されている。今のマウスというのは、ボタンも多く、かなり高機能だ。そして、それらの機能に合わせて操作が考えられている。だけど、タブレットPC- iPad -になるとサイトに埋め込んだGoogle Mapsはドラッグできない。ドラッグするとページがスクロールしてしまうからだ。

キーボード+マウス vs タブレットというだけじゃない。Webサイトの画面デザインだって、PCのモニタ環境に依存している。モニタの解像度が不定だから、横幅を限定し、縦にスクロールすることが前提になっている。ポータルサイトやブログのデザインで採用された、2カラム、3カラムなどは、そういう環境下で、最適な情報表示とオペレーションを目指したものだろう。

でも、電子雑誌アプリを見て、iPad用にWebサイトをデザインしていると、もっと違う形があるんじゃないか、と思うようになってきた。ケータイサイトは、その制約ゆえに独自の進化をした。ならば、タブレットPC用にだって、独自の進化がありうるだろう。ケータイサイトは、あまりにPC環境と違いすぎて、完全に独立したものになってしまったけれど、タブレットPC用のサイトは、もっとシームレスなものになるだろう。Webサイトのデザインは、タブレットPCの出現で再構築されることになる、そう感じる。


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いむら@fintopo いむら@fintopo

フリーのシステムエンジニア兼プログラマです。趣味はガーデニングとカメラ。2017年4月にα7IIを買いました。フルサイズ一眼初心者です。

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